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松本 謙のトチギフト

2015/03/20 金 | 128

毎週火曜日 AM9:10〜Radioberryにて放送中!!
     『松本謙のトチギフト』の模様をお伝えいたします。

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400年

唐突ですが、みなさんは今年は何の年か知ってますか?

昨年は、出雲大社や伊勢神宮の遷宮の年でしたが、
今年は栃木で徳川400年大祭です。

かの徳川家康公が神に祀られて400年を迎える節目年になるんです。

実は、この徳川400年大祭ですが、
徳川家康公が大御所時代に城を築いていた駿府(現在の静岡県)でも大々的にPRしていて、
久能山東照宮でも同様に、様々な行事が予定されているようです。

日光東照宮も、この時期に合わせて平成の大修理が行われていますが、
現在第4期修理期間中です。

先んじて1月より閉館しておりました旧宝物殿が、
3月14日に新宝物殿として生まれ変わりまして、
その新宝物殿にて「四百年式年大祭記念 徳川家康公と日光東照宮」と題した
開館記念展が開催されるのを皮切りに、
いよいよ400年大祭がスタートするようですよ。

中核の式年大祭は、5月17日だそうで、
徳川宗家18代当主や徳川御三家の当主らが参列し、
昇殿後、宮司による祝詞が奏上され、
天皇からの幣帛料を奉献する祭儀や、
疾走する馬上から的を射抜く「流鏑馬(やぶさめ)」などが行われるようです。

そして東照宮の神がみこし3基に分乗して日光二荒山神社に出向く
「宵成祭」が行われ、みこしから神霊を二荒山神社本殿に遷す儀式を経て、
両神社の神たちがともに一夜を過ごす。
というようなながれのようです。

そしてその翌日18日は絢爛豪華な武者絵巻「千人武者行列」が繰り広げられるようです
みこしやよろい武者らが二荒山神社境内を出発して、
家康が久能山から日光に改葬された際の行列を再現するようです。
見てみたいと思いませんか?

江戸幕府により建立された「東照宮」ですが、
全国の外様大名が競って建立した「東照宮」は実に全国に700近くあったそうです。
現存する東照宮でも130近くあるらしいんです。

日光と久能山の東照宮に加えて、日本三大東照宮といわれるご当地東照宮が、
全国各地で名乗りを上げているとかいないとか。

いずれにせよ、徳川400年大祭は、本家日光や静岡だけでなく、
もはや全国的な行事ともいえますね。

今の関東地方、武蔵、相模、上総、下総、安房、上野、下野、常陸
関八州の鎮守として、江戸城の真北、即ち北天といって北極星を示す方角こそが、現在の日光。

江戸と北極星を結ぶ中心軸である日光こそ、
この世の規則として、死んでからも世の中に影響を及ぼす自らを「権現」として
江戸を鎮守する地として選ばれたのが、今の日光だとされています。

だから、日光東照宮は陰陽道に影響を受けて精密に設計され、
陽明門とその前の鳥居を中心に結んだ上空に北極星が来るようにつくられているそうです。

それだけではなく、日光東照宮から富士山と久能山東照宮は一直線で結ばれていて、
「久能山から不死の魂を以て日光に至る」と考えられたそうです。
これだけでなく、全国の様々な社がこうしたルールでしっかりと決められて建立されているようです。

このようなストーリーを知ると、「行って見たい」と興味がわきませんか?

今日ご紹介しました徳川400年大祭は、
5月17日からの春季例大祭だけではなく、
8月は夏季神事、10月16日からの秋季大祭も予定されています。

今年は日光東照宮で「徳川家康と江戸幕府」の歴史に触れ、
また北極星のパワーを充填されてはいかがでしょうか?
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